153:ファナック テープドリル モデルF
初期のマシニング「自動工具交換つき数値制御フライス」に相当します。
ファナックはCNC部分のメーカーですが加工部分も自社で作成した「ファナックの工作機械」の初期に当たります。
よく「ロボドリル」と呼んでいます。フライスとしては半人前でもドリルなら一人前以上です。
年式は1985ごろで半導体製品の高価な時代です。聞いた話では当時¥700万円くらいしたそうです。
バイクの部品とかなら機械が古くても問題なく作成できます。
よく作る部品:アルミベース・フランジ・サポートブラケット
後ろの箱が制御装置 右に操作盤
操作盤はコックピットに近いイメージですね。
NSR80のアルミベースを削っています。
FANUC 3M 制御装置の箱の中です。
X/Y/Z軸用のサーボアンプです。
アンプの下にはリレーボード
CPUボードです。
メモリは16KBでパラメーター用8KB データ用8KBです。
右の大きいアンプは主軸用です。
機械を動かすまでの段取りです。
CADで図面作成します。
CAMでツールパス作成、ワークのセット位置、エンドミルなどもここで決めておきます。
RS232Cでデータ転送。転送用のPCが高速だとエラーしました。
刃物位置や加工時間が表示されています。
切削終了直後です。 荒取りと仕上げで70分くらいでした。
完成品